金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 内科系医学領域放射線科学

Department of Radiology, Kanazawa University Graduate School of Medical Sciences

教室紹介

教室紹介

沿革・概要

沿 革

1917年4月に当教室の前身である石川県金沢病院理学診療部が小池 才一部長の下に創設されました。その後、1922年4月に官立に移管され金沢医学専門学校附属医院理学診療部となり、1923年4月には官立医科大学官制の改正により金沢医科大学となりました。1945年3月に平松 博先生が理学的診療医学の初代教授に就任し、当教室が発足しました。1949年5月に国立大学設置法の公布により新制大学として金沢大学が誕生し金沢大学医学部となり、7月に理学的診療医学を放射線医学と改称しました。1975年5月に高島 力先生が第2代教授に就任し、1999年8月には松井 修先生が第3代教授に就任しました。2001年4月に大学院部局化と研究域・学域への改組に伴い金沢大学大学院医学系研究科 循環医科学専攻血管病態制御学講座 経血管診療学分野に改称、2012年4月には大学院研究科の組織改編に伴い金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 循環医科学専攻血管病態制御学講座 経血管診療学分野に改称しました。2013年6月に蒲田 敏文先生が第4代教授に就任し、2016年4月に大学院の改組に伴い金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 内科系医学領域 放射線科学に改称し、現在に至っています。


  • 初代教授 平松 博

  • 第2代教授 高島 力

  • 第3代教授 松井 修

  • 第4代教授 蒲田 敏文

教 育

医学博士課程

優れた臨床医と臨床から生じる問題を解明するための臨床研究に主眼をおいています。その為に、日常の診療の中で科学的に適切かつ高度な診療を指導するとともに臨床研究を行っています。連日早朝よりの科内のカンファレンス、夕方からの抄読会や他科カンファレンスなど多数の勉強会で臨床的問題点を考え、解決のための研究、討論を行っています。テーマは画像診断、血管内治療、放射線治療を中心に多岐にわたります。臨床的問題の解決のために基礎医学教室の指導のもとに研究を行うことも多くあります。
画像診断治療学特論12単位、放射線診断学4単位、血管内治療学4単位、磁気共鳴診断学2単位、画像診断学2単位はこれらの診療、連日のカンファレンスや週一回の抄読会で容易に取得することができます。また随時他の専攻の講義に参加可能であり、適宜単位が修得できます。特定のテーマに対し研究指導を行うとともに多数の学会への出席・発表も支援しています。

修士課程

受け入れていない。

医学類

3年生に臨床放射線・核医学として放射線医学概論を、4年生には臓器別に、循環器、呼吸器、脳神経・感覚器、栄養・消化器、内分泌・代謝、生殖・胎生・周産器、腎・泌尿器・男性生殖器、腫瘍、救急・災害医学の講義を行い、それぞれの分野の画像診断学、血管内治療学を講義し、画像診断学実習も行っています。多分野にわたり多時間の講義を行い臨床医学に必須の教育となっています。また5年生には1.5週のBSLとして画像診断、IVR、放射線治療の第一線での診療を実践的に教育しています。BSLには毎日のレポート提出、抄読会、現場での実習が行われています。
6年生のクリニカルクラークシップでは、画像診断に重心をおいて報告書の作成と、スタッフによる指導と解説を行っています。

研 究

当教室では、患者さんのために世界レベルの診療を提供することを最大の目標にしており、そのために必要な新しい診断法・治療法の開発や日常診療における問題点を解決するための研究を行っています。

画像診断

消化器疾患の各種画像所見の解析と画像による病態の解明は当科の中心的テーマの一つです。特に肝細胞癌の多段階発癌を明らかにし、肝細胞癌の画像診断を確立したことで世界的評価を得ています。近年は肝特異性造影剤の機序を解明し、肝癌の早期診断や肝良性腫瘍の診断に寄与しています。胆道・膵領域では膵管癌の早期診断と進展度評価の研究のほか、膵内分泌腫瘍、胆道腫瘍、急性膵炎などの画像解析を進めています。IgG4関連疾患ではこれまでに多くの臓器の画像所見について報告し、この疾患の病態の解明に取り組んでいます。中枢神経領域ではMRスペクトロスコピーを用いた脳腫瘍診断に関する研究などを進めています。

IVR

IVRの新しい技術開発や安全性向上のための研究を行っています。肝細胞癌に対する肝動脈塞栓療法ではマイクロカテーテルを用いた亜区域塞栓療法により肝癌の局所再発率を劇的に減少させました。また、球状塞栓物質の臨床応用では本邦での主導的な役割を担ってきました。
ステントグラフト治療や経皮的椎体形成術(PVP)にも黎明期より取り組んでおり、本邦での普及に貢献しました。PVPでは全国多施設共同臨床試験を行い、本治療の保険収載にも寄与しました。

放射線治療

日常臨床でより安全で有効な治療を提供するために、前立腺癌や子宮頚癌における臓器線量と有害事象の関連性について研究しています。前立腺癌に対する小線源治療・外部照射併用療法の多施設共同研究に参加しているほか、福井県立病院陽子線がん治療センターと連携し陽子線に関する研究も行っています。

診 療

金沢大学附属病院では、画像診断を専門部署で集中的に行う欧米式の放射線診療システムの導入を全国に先駆けて行いました。そのため、放射線科があらゆる領域の放射線診療を担い、チーム医療の一員として医療の質の向上に重要な役割を果たしています。この診療システムは金沢大学の関連病院が多い北陸地方ではすっかり根付いており、この地方の医療水準の向上に大きく寄与するとともに、特色の一つにもなっています。

大学病院の放射線診療(画像診断、IVR;画像下低侵襲治療、放射線治療)は量的、質的に増加、高度化の一途をたどり、また地域の中核高度医療センターとしての機能、役割もますます増加しています。診療は多忙を極め日常の診療、研究、教育のなかで約8割は診療に時間を割いています。こうしたなかで医員、研修医、大学院生、医学類学生の臨床教育を行いながら、残りの1割程度を研究に割いているのが現状です。特に全身臓器のCT、MRI、血管造影を中心とした画像診断、血管内治療で高い評価を受けており、こうした分野で多くの紹介があります。

金沢大学大学院医薬保健学総合研究科 内科系医学領域 放射線科学

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